マンゴーの栄養と健康効果

マンゴーは若さや美貌にも有効

βカロテンは今や注目の栄養成分です。βカロテンはカロテノイドの一種で、もともと色鮮やかな緑黄色野菜などに多く含まれています。ポイントは強力な抗酸化力を持つ栄養素だという点です。これが体内で必要量に応じてビタミンAに変換されるので、ビタミンAとしての効果を発揮するのです。


最大の効能は人体の粘膜、皮膚、免疫機能などの正常維持であり、視力の維持にも必要不可欠な成分となっています。


効能を改めてまとめてみますと、夜盲症の予防や改善、粘膜の健康を維持、美肌効果、体の成長促進、ガンの予防および抑制、黄斑変性症の予防、などとなります。


黄斑変性症は、モノ見ようとしても、ゆがんだり中心部がぼやけて視界が狭くなる疾患です。眼中の網膜からの出血が多いと見えにくい範囲が大きくなり、進行すると視力も、徐々に低下していきます。現在、アメリカではこのために多くの人が視力を失っているのです。


日本でも最近では50歳代から増加し始めています。こうした疾患の予防に効果があるというのは、まさに価値のある栄養素ということになるでしょう。


カリウム(ミネラル)も多く含まれています。カリウムはナトリウムと共に細胞内外液の浸透圧を維持するやめの栄養素で、生命活動の基盤ともなるものです。カリウムには筋肉の動きを活性化する効果もあります。特に熱い季節にはしっかりカリウムを摂らなければならないのです。


葉酸は水溶性のビタミンB群の一種です。この葉酸は血液との関係が深い栄養素で、他のビタミンB群と一緒に作用します。主な効能は、赤血球の合成、タンパク質の生成と促進作用、皮膚の粘膜強化、口内の粘膜強化などです。マンゴーを美味しく食べるだけで、こうした効能を得ることができます。